鹿児島特別国民体育大会の会期前競技第3日は9月18日、鹿児島県内で行われ、鹿児島市の西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)でのトランポリン女子は、三重の太村成見(相好トランポリンクラブ)が優勝した。
◇教える子どもたちの目標に
決勝では、太村の直前の演技者、田中沙季(石川・金沢学院大学)が53・480の高得点を出した。しかし、昨年の世界選手権代表の太村は「演技前は緊張しましたが、自分の演技に集中しました」と振り返った通り、難度の高い3回転宙返りから入った演技は最後まで崩れず、54・370点で逆転した。
午前の予選は簡単な構成で臨んだが、「午後の決勝は勝ちにいくつもりで演技の構成をしました。高さが少し足りない部分もありましたが、いつも通り落ち着いてやれました」と2度目の国体出場での勝利を喜んだ。
所属する相好トランポリンクラブでは子どもたちの指導をしており、「(この優勝で)子どもたちが私を目標にしてくれたらうれしい」と話す。今月26歳になったが、「来年のパリ五輪出場の可能性はまだあるのでチャレンジしたい」と話した。