国民体育大会(こくみんたいいくたいかい、略称: 国体(こくたい))は、日本で毎年開催されるスポーツの祭典である。実施競技によって1-2月の冬季大会と9-10月の本大会とがあり、昭和21年(1946年)に第1回大会が近畿で開かれて以降、各都道府県が持ち回る方式で開催されている。大会のあり方はスポーツ基本法で位置付けられており、日本スポーツ協会・文部科学省・開催地都道府県の三者共催で行われる。
大会は正式種目の順位を得点に置き換えて都道府県対抗で争われ、冬季大会と本大会の通算で男女総合成績第1位の都道府県に天皇杯が、女子総合成績第1位の都道府県に皇后杯が授与される。
スケート・アイスホッケー競技会ではフィギュアスケート、スピードスケート、ショートトラックスピードスケート、アイスホッケーが開催される。
スキー競技会は大回転競技とジャンプ競技、ノルディック複合競技、クロスカントリー競技が行われる。
本大会は水泳、ボウリング、サッカー、陸上競技、柔道、剣道、フェンシング、レスリング、山岳、バレーボール、バスケットボール、軟式野球(成年のみ正式競技)、高校野球(硬式、軟式。何れも特別競技)相撲等が開催される。以前夏季と秋季に分かれていた頃は水泳、ボウリング、サッカーなどは夏季に開催された。
このほか第43回(1988年)からデモンストレーションスポーツが実施されている。体力づくりを目的に実施されるコミュニティースポーツを開催都道府県に在住・若しくは在勤・在学している人を対象に競技が行われる。