鹿児島特別国民体育大会の会期前競技第3日は9月18日、鹿児島県内で行われ、鹿児島市の西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)でのトランポリン男子は、静岡の海野大透(うんの・ひろと、株式会社サン)が初優勝した。
◇「地元の皆さんに恩返しできた」
昨年の国体で2位だった海野が、決勝で見事な演技を見せ、予選4位の位置から頂点に立った。海野は第一声で「支援してくださる静岡の皆さんに恩返しできました」と話した。
決勝では、最も難易度の高い部類に入る「3回宙返り1回半ひねり」を成功させ、「自分の演技がしっかりできたので優勝がついてきました」と満足げな表情を見せた。58・870の高い得点が出たことで、後の選手のプレッシャーにもなったのは間違いない。
海野は「この大会でいい演技ができたので、とても自信になりました。来年のパリ五輪にもつながると思います」と日本代表への意欲を口にした。