鹿児島特別国民体育大会の会期前競技第5日は鹿児島県内で行われ、鹿児島市の鴨池公園水泳プールでの水球女子は決勝で千葉が京都を19-16で下し、昨年の栃木大会に続いて連覇を果たした。
◇パリ五輪出場目指し、次はアジア大会
インカレ優勝の秀明大学のメンバーを主力とする千葉は、前半で9-5といい滑り出し。しかし、第3ピリオドで5-8とされ、14-13と1点差まで追い上げられた。稲場朱里主将(電算システム)は「連続失点してしまい、8点も取られて危なかった」と振り返る。
だが、千葉は最終の第4ピリオドを5-3で終え、何とか逃げ切った。稲場は「昨年は予選リーグ1勝1分けで準決勝に進んだが、今年は2戦全勝で勝ち進み、昨年より自信を持って決勝に臨めました。きょうはカウンター攻撃がよく決まりました」と話した。
2015年から日本代表に入っている稲場は、翌21日にアジア大会が開かれる中国に移動する。25日には初戦で韓国と対戦するというハードスケジュールだが、「アジア大会でライバルの中国に勝って優勝し、パリ五輪出場を果たしたい」と次の目標に向かって走り出した。