取材記事

鹿児島の中学生・楠田が健闘3位―陸上少年女子B100メートル障害

終盤粘り3位に食い込んだ楠田(左端)のフィニッシュ。右から2人目が優勝した坂田

鹿児島特別国民体育大会の会期内競技第9日は10月16日、鹿児島県内で行われ、鹿児島市の白波スタジアムでの陸上少年女子B100メートル障害で、鹿児島の楠田ゆうな(阿久根中)が13秒78で3位に食い込む健闘を見せた。優勝は坂田涼音(千葉・渋谷学園幕張高)で13秒54。

 

 

 

 

 

◇高校生に次ぐ順位にガッツポーズ

「少年B」は高校1年生と中学3年生が一緒に戦う種目。中学ではトップレベルの実力を持つ楠田だが、1週間前に右足甲を痛め、本調子で国体を迎えられなかった。「スタート直後の1歩目と1台目が大事。きょうは、そこを強く速くできた」。得意のスタートダッシュで序盤は好位置につけた。終盤は高校生に離されたものの、「最後まであきらめず、ゴールだけ見て走りました」。望外の結果に、ゴール後はガッツポーズで喜びを表した。

初日は少年女子B100メートルに出場し準決勝敗退。さすがに「疲れがたまっていた」そうだが、高校生に次いで3位に食い込み、「鹿児島に貢献できてよかった」と笑顔で話す。今後も100メートルと障害を並行して進める楠田は「100も好きだけど、ハードルも好き。ハードルはやればやるだけ上手くなっていく」。高校進学後は高校総体優勝を目指す。

レース後に報道陣のインタビューに応じる楠田

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