取材記事

少年女子飛び板飛び込みは福岡の口脇が優勝

鹿児島特別国体の会期前競技第4日は鹿児島県内で行われ、鹿児島市の鴨池公園水泳プールでの少年女子飛び板飛び込みは福岡の口脇釉美(東海大付属福岡高校)が174・75点で優勝した。

◇将来の夢はイルカのトレーナー

優勝した福岡の口脇釉美選手

「夏のインタハイは4位で、きのうの高飛び込みも2位となかなか(タイトルが)取れなかったが、やっと1位になれてうれしいです」。口脇ははじけるような笑顔を見せながら喜びを語った。

3回目の試技で苦手な後ろ宙返りの技を見事に決めてトップに立ち、最終4回目の試技では入水でミスが出て得点が伸びなかった。「最後の1本ということで緊張してしまった。ぎりぎりのところ(得点)だったので、最後までどきどきしていた」と振り返る。

口脇が試技が終わった後、どしゃ降りの雨が突然降りだし、競技が一時中断し、後続の選手はしばらく待たされた。小降りになって再開したが、どの選手も得点を伸ばせなかった。「自分の時には雨が降っていなくて運もありました。雨が降っているとやりにくいですから」と、口脇は天候も味方につけた。

口脇はこれを節目に本格的な競技生活からは離れ、イルカのトレーナーを目指すという。小学校の時に水族館で見たイルカが忘れられず、携わる仕事に就きたいと思い続けてきた。口脇は「東海大の海洋学部で海洋生物に関する勉強をしたい」とこれからの目標を話した。

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