◎鹿児島特別国体の会期前競技開始

＝アーティスティックスイミングは京都が優勝＝

鹿児島特別国民体育大会の会期前競技が９月１６日、鹿児島県内で始まった。鹿児島市の鴨池公園水泳プールで行われたアーティスティックスイミングの少年女子デュエットは、京都が優勝した。

国民体育大会の名称は今回が最後で、来年の佐賀大会から国民スポーツ大会に変更となる。

◇さらに高みを目指して

田部井柚子（ゆこ）と金光碧音（あお）＝ともに京都府立鴨沂高校＝の２人で組んだ京都は、午前のテクニカルルーティン、午後のフリールーティンでいずれも１位得点を出し、合計得点で２位の埼玉に１２点以上の大差をつける４２０・６５５５点で堂々の勝利。

 

 

田部井は「緊張したが、ちゃんとやらなければいけないところを確認し合って、タイミングを合わせられた。満足できる演技でした」と笑顔を見せた。

金光も「今シーズン最後の大会で、夏にうまくできなかった部分も今回はできました。目標は優勝だったので、これを来シーズンにつなげたい」と喜びを表した。

２人は京都踏水会の石山加寿美コーチに指導を受けて順調に成長し、昨年からジュニア日本代表に名を連ねている。石山コーチは「今シーズン一番の出来でした。２人とも身体能力が高く、（演技も）個性的」と高く評価している。今後は日本代表メンバー入りを目指し、将来はオリンピックでの活躍を目指す。（了）