鹿児島特別国民体育大会の会期内競技第6日は10月13日、鹿児島県内で行われ、鹿児島市の白波スタジアムでの陸上で、女子100メートル障害の元日本記録保持者の寺田明日香(北海道・ジャパンクリエイト)が成年女子100メートルに出場し、準決勝で敗退した。
◇久し振りの国体を楽しんだ寺田
予選1組に登場した寺田は11秒98(追い風参考)で4位となり辛くも準決勝に進んだが、準決勝では3組8位にとどまり決勝進出はならなかった。障害の第一人者も「100メートルは難しいですね。ハードルではベテランですが、100だと急に初心者になった感じです」と、勝手が違ったようだ。
それでも「国体は久し振りなので、遅くてもいいので楽しみたいと思って出場しました」と笑顔で話す。東京五輪で準決勝進出を果たした寺田は、今季の日本選手権後にアキレスけんを負傷。本調子でない中での100メートル挑戦だったが、「冬季に向けていい準備ができた。来年に向けて何かをつかみたかった」と前を向いた。