鹿児島特別国民体育大会の会期内競技第３日は鹿児島県内で行われ、霧島市牧園アリーナでの剣道競技成年男子決勝では、２－１でリードした鹿児島が大将戦で面を決めそのまま守り抜いて東京に勝利し優勝した。３位は決定戦で大阪を下した福岡。

勝利を決めた鹿児島の大将の下橋和彦は「初日からプレッシャーだらけでしたが優勝できてほっとしています。大将戦では守りに入ったら取られると思い自分から攻めようと思いました。チームメイトが声を掛けてくれて集中力を保つことができました。鹿児島の皆さんの応援のおかげです。少年男女（の優勝）が勢いをつけてくれました」と安堵した表情で勝因を語った。

副将の竹中健太郎は、鹿児島県内の鹿屋体育大学で剣道を指導し、先鋒の木村恵都の師でもある。「教え子と一緒に地元国体に参加できてとてもうれしいです。出身は兵庫ですが、鹿児島チームとして出場できて感謝しています。アリーナの声援がすごくて力になりました」と鹿児島への感謝の気持ちを伝えた。

　剣道競技では、成年女子、少年男子・女子でも鹿児島が優勝し、成年男子の優勝で鹿児島が全種別の完全制覇を達成した。次回開催県の佐賀は、成年男子は５位、男女総合も５位に入賞した。