鹿児島特別国民体育大会の会期前競技第4日は9月19日、鹿児島県内で行われ、鴨池公園水泳プールでの少年男子高飛び込みで石川の二羽倖駕(ニワ・コウガ、小松大谷高校)が前日の飛び板飛び込みと合わせて2冠に輝いた。
◇2位に大差でも反省
実力者の二羽はただ一人300点台の得点を出し、2位に大差をつけての優勝にも満足していなかった。国際大会での演技内容より難易度を下げたにもかかわらず、「演技の内容はパーフェクトに遠かった。練習では良かったが、試合では失敗してしまった」と話した。目標を高く置いているだけに、優勝しただけでは満足できない。
「自分にとっては雲の上の存在」と話すパリ五輪代表の玉井陸斗(兵庫・須磨学園高校)は体調の問題でこの大会を欠場したため、挑戦する機会を逃した。二羽は「自分もあこがれられるような存在になれるように強くなりたい」と口元を引き締めた。