第78回国民スポーツ大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会第4日は1月30日、nepiaアイスアリーナでフィギュアスケート成年男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)6位の友野一希(大阪・上野芝スケートクラブ)がフリーで最高得点をマークし252・63点で逆転Vを飾った。2010年バンクーバー五輪7位の織田信成(大阪・大阪倶楽部)は3位だった。2人の合計点で争う団体成績でも大阪が優勝し、岡山が2位、埼玉が3位となった。
◇「何も怖いものがなかった」-友野
前日のSPは6位にとどまった友野だが、「何とかフリーで挽回したかった。何も怖いものがなかったので、リラックスして臨めた」のが幸いし、伸び伸びと演技。大きなミスはなく見事な逆転勝利につながった。「きょうは一つひとつ落ち着いて演技ができてよかった。団体戦がある国スポは青春の一ページみたいなもの。楽しみながらできました」と団体優勝に貢献できて満足そう。一方、同じ大阪の織田は3回転のミスが響き3位。「優勝して表彰台に上がれてよかった。半分以上は(友野)一希のおかげ」と感謝しきりだった。