「おかやま国スポ」第5日は30日、岡山県倉敷市のヘルスピア倉敷でフィギュア競技成年女子フリースケーティング(FS)が行われ、愛知県 がショートプログラム(SP)との合計388.04点で優勝した。坂本花織の兵庫県は2位。3位に東京都が入った。地元岡山県は7位入賞。
兵庫は前回大会の3位より順位を上げ2位。北京五輪のメダリストで世界選手権3連覇中の坂本花織はフィニッシュ直前に転倒したが、SPに続きFSもトップで個人優勝し、2位に貢献した。チームメイトの籠谷歩未は今大会で兵庫県代表を退く。坂本は「(籠谷がFSで)すごくいい演技をしてくれたので感動した。その気持ちに応えようと演技した」と話し、「小さい時から一緒にやってきた」籠谷に感謝の気持ちを伝えた。坂本は2月のアジア大会、3月の世界選手権に出場する。
岡山はSPは団体4位で好発進したが、FSで三宅咲綺、岡本真綸とも点数が伸びず表彰台に届かなかった。岡本は「気持ちが空回りして悔しいが、声援も受け地元で滑ることができて良かった」と話した。(時事)
フィギュア成年女子で優勝した愛知県チーム=30日、ヘルスピア倉敷
フィギュア成年女子で優勝した愛知県チームの松生理乃の演技=30日、ヘルスピア倉敷
フィギュア成年女子で2位の兵庫県チーム=30日、ヘルスピア倉敷
フィギュア成年女子で個人優勝した兵庫の坂本花織のフリーの演技=30日、ヘルスピア倉敷
フィギュア成年女子で7位入賞の岡山チーム=30日、ヘルスピア倉敷