国民スポーツ大会(国スポ)「SAGA2024」は5日、佐賀県のSAGAスタジアムに天皇、皇后両陛下をお迎えして総合開会式が行われた。佐賀県での開催は1976年の若楠国体以来、48年ぶり。昨年の鹿児島大会に続き、2年連続の九州での開催となった。今年は、国民体育大会から国民スポーツ大会(国スポ)に改称。1~2月に冬季大会が行われたが、夏季競技が中心の本大会が開催されるのは初めてとなる。
山口祥義佐賀県知事は「佐賀の地で、新しい大会をみんなでつくっていきましょう」とあいさつした。日本スポーツ協会の遠藤利明会長は「佐賀から日本を元気にする大会となることを期待しています」と話し、開会宣言では、佐賀県選手団で柔道男子の近藤隼斗(パーク24)とラグビー女子選手兼監督の堤ほの花が選手宣誓。
開会式に出席された天皇陛下は関係者に感謝を表し、選手に対して「これまで積み重ねてこられた練習の成果を存分に発揮し、心に残るものとなることを願っています」とお言葉を述べた。天候の状況によりブルーインパルスの祝賀飛行は中止された。