国民スポーツ大会「SAGA2024」競技最終日は15日、佐賀市のSAGAスタジアムで陸上競技の各種目決勝が行われ、男女混合1600メートルリレーで兵庫が3分19秒26の大会新記録で優勝した。2位に京都、3位に地元・佐賀が入った。成年男子800メートルは岡村颯太(佐賀)が1分47秒09の大会新で制覇。
国スポ最後の種目となった男女混合リレーを制した兵庫。今年の高校総体の入賞者など、実力十分なメンバーで臨んだ。アンカーを務めた最年長の中尾柚希は、他のメンバーについて「頼もしかった」と健闘を讃えた。昨年の鹿児島国体では6位で、「悔しい部分もあり、それより上を狙いたかった」。優勝という結果でリベンジを果たした。
1位を逃した佐賀の今泉堅貴は、「3位という成績を持ち帰れたのは、一人一人が今出せる最大限の力を発揮できた証拠。うれしく誇らしく思う」と前向きに評価。地元の熱い声援もあり、「観客や補助員の中高生の皆さんにとても助けられた大会になった」と感謝の意を表した。(了)