クロスカントリー競技とともにノルディック(Nordic)種目と呼ばれ、スウェーデン・ノルウェー・フィンランドの北欧3か国を中心に発達した競技です。ジャンプ競技は、空中を勇壮・豪快・華麗に滑空するため、スキー競技の華ともいわれています。
競技は、2本のジャンプの合計得点で競います。得点には、飛んだ距離をポイントに置き換えた「飛距離点」と、空中・着地での美しさやダイナミックさをポイントにした「飛型点」があります。
「飛距離点」は、K点=60点を基準とし、各選手の飛距離とK点との距離に応じて1mごとに加減します。(アリオンテック蔵王シャンツェのK点は95mです。)
「飛型点」は、空中での美しさ、着地姿勢などを5人の飛型審判員が20点満点から減点法で採点し、最高点と最低点を除いた3人の合計得点がその競技者の得点となります。高い飛型点を得るためには、着地でテレマーク姿勢(足を前後に開き、両手を左右に開く)を取れるかどうかが大きく影響します。
本大会の競技会場となる山形市のアリオンテック蔵王シャンツェは、2013年に改修され緩やかにカーブするクロソイド曲線を助走路に導入した最新型のジャンプ台となります。