第78回国民スポーツ大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会第2日は1月28日、nepiaアイスアリーナでフィギュアスケート少年女子ショートプログラム(SP)が行われ、世界選手権代表の吉田陽菜(京都・木下アカデミー)が56・18点で個人4位と出遅れた。トップは櫛田育良(いくら)(愛知・木下アカデミー)で66・24点。
◇フリーでの逆転に向け「気持ちを切り替える」
3月にカナダ・モントリオールで開催される世界選手権の代表に選ばれている吉田。SPを終え、「コンビネーションが悔しい。今季はSPでミスが続いている」と不満そうに演技を振り返った。1月21日の全国高校選手権を制し、わずか1週間で国スポに臨んだ。シニアの大会とSPの演技構成が異なることも、戸惑いの要因だったようだ。
首位の櫛田は同じ木下アカデミーに所属し、高校(中京大中京)も一緒。その櫛田とは10・06点差。29日のフリーに向け、「気持ちを切り替え、ぶれずに自分に集中したい。ジャンプ構成が一緒の世界選手権と思ってフリーを滑ります。明日が楽しみ」。得意のフリー演技での逆転に挑む。