取材記事

三浦が1位、団体では東京が優勝-フィギュア少年男子

ジャンプで転倒した三浦佳生

第78回国民スポーツ大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会第3日は1月29日、北海道苫小牧市のnepiaアイスアリーナでフィギュアスケート少年男子フリーが行われ、前日のショートプログラム(SP)で首位に立った世界選手権代表の三浦佳生(東京・目黒日大高)がフリーでも最高得点をマークし238・47点で1位となった。2位は中村俊介(愛知・木下アカデミー)で203・65点。2人の合計点で争う団体成績では東京が優勝し、愛知が2位、京都が3位となった。

 

 

 

 

三浦佳生のフリー演技でのスケーティング

◇不本意な演技内容に「情けない」-三浦

世界を視野に入れている三浦にとって不本意なフリー演技となった。ジャンプの細かいミスが目立ち、演技全体の動きも精彩を欠いた。表彰式後にインタビューに現れた三浦の表情は硬く、「最初から自分のジャンプができなかった。怒りがこみ上がる、ひどい演技だった。何も収穫がなく、情けない」と不満ばかり口をつく。それでも蛯原大弥とのコンビで団体優勝を遂げ、「大弥と一緒にやって優勝できてよかった」と胸をなでおろした。

 

 

 

直前の全国高校選手権、今回の国スポとジュニアの大会が続き、「年明けからいい演技ができていない」と振り返る。ジュニアの演技構成に変わったことで、シニアで体得していた本来のリズムが狂っていたようだ。3月には世界選手権(カナダ・モントリオール)が控える。「世界選手権に向け気持ちを切り替え、世界の舞台で勝負したい」と前を向いた。

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