取材記事

岩手の松津が2大会連続V=スピードスケート成年男子1000メートル

成年男子1000メートルを制した松津秀太(岩手)ー29日、渋川市の伊香保リンク

「伊香保国スポ2025」最終日は29日、群馬県渋川市の伊香保リンクでスピードスケート競技の各種目決勝が行われ、成年男子1000メートルは同種目で大会記録保持者の松津秀太(岩手)が2大会連続で頂点に立った。少年女子1000メートルは村山夏愛(長野)が優勝。成年女子3000メートルは百瀬愛美(富山)、少年男子5000メートルは雨宮伊吹(長野)がそれぞれ制した。

今大会の成年男子1500メートルでも優勝した松津は落ち着いたスタートを切り、前へ出るタイミングをうかがった。群馬の選手と最後の直線勝負になったが、伸びのある滑りで勝利をもぎ取った。

最終日で疲労感から力の入りづらかったレースだったようだが「途中まで自分が追いかける展開だったから最後に抜かせられるか怖かった。何とかなってよかった」と胸をなで下ろす。普段はショートトラックの選手として活動する松津。今大会が「いい気分転換になった」とほほ笑んだ。来年のミラノ・コルティナ冬季五輪出場を目標に掲げ「まずは技術面をしっかり調整したい。体も絞っていきたい」と課題を語った。(時事)

成年男子1000メートル決勝で力走する選手たちー29日、渋川市の伊香保リンク

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