「伊香保国スポ2025」第2日は27日、群馬県渋川市の伊香保リンクでスピードスケート競技が行われ、少年男子1万メートル決勝では高校生の山中壇(長野)が初優勝を果たした。成年男子500メートル決勝はワールドカップ(W杯)の同種目で優勝経験がある松井大和(岩手)が優勝。少年女子500メートル決勝は笹渕和花(北海道)、成年女子500メートル決勝は阿良美希(同)が頂点に立った。
計25周ある少年男子1万メートル決勝を制した高校生の山中はスタートから飛び出した。前半のうちに規定ルールである責任先頭をクリア。最後まで先頭集団に加わりながらトップでゴールし「(優勝して)憧れの選手たちに認知されたらうれしいという気持ちで走った」と口にした。簡単に気持ちが切れない部分を自身の武器と捉え、競技人生における目標は仲間とともに世界大会に出場することだそう。「まずはあすの5000メートル予選を通過して、この勝利が偶然ではないことを証明したい」と闘志を燃やした。(時事)
少年男子1万メートル決勝で滑走する山中壇(白帽子、9番)=27日、渋川市の伊香保リンク
表彰式に出席する山中壇=27日、渋川市の伊香保リンク