国民スポーツ大会「SAGA2024」競技第4日は10月8日に佐賀県内で行われ、唐津市文化体育館でのバドミントン成年女子決勝では、熊本の松山奈未、郡司莉子組(再春館製薬所)、明地陽菜(同)が福島を2―0で下して初優勝した。
松山、郡司組はキレのあるショットを見せた。第1ゲームは序盤から得点を許したものの直後に立て直し、連続得点で一気に逆転。続くゲームも大きく差をつけてストレート勝ちした。
パリ五輪ダブルス銅メダルの松山は、熊本県としても5年ぶりとなる制覇に「しっかり優勝できたので良かった。熊本県の皆さんに貢献できてうれしい」と喜んだ。
郡司は、公式戦では5年ぶりに挑んだダブルス。3回戦を「自分が狙われて、ずっと後ろで動かされてきつかった」と振り返ったが、決勝では余裕を持って挑めたという。松山にプレーのアドバイスをもらい、「(アドバイスを生かしたら)連続で点数をとれた」と話した。
シングルスの明地は、競り合いながらもストレート勝ち。昨日の準決勝では敗退し悔しい思いをしたが、「最後、勝ちにつなげられた」と笑顔を見せた。