国民スポーツ大会の会期前競技第10日は14日、佐賀県などで行われ、佐賀・SAGAサンライズパークSAGAアクアでの競泳成年女子200メートル個人メドレーは、予選1位の松本信歩(東京)が優勝した。東京五輪の競泳女子個人メドレーで2冠(200、400メートル)を達成した大橋悠依(滋賀)は2位だった。松本、大橋と共にパリ五輪に出場した谷川亜華葉(大阪)は、予選で敗退した。
決勝直後に大橋から「これからも頑張ってね」と声を掛けられた松本は、「日本の200メートルの歴史は、大橋さんが作ってくれた。引き継いでいきたい」と語った。レース後に現役引退を表明した大橋は、「(きょうは)もっといい競り合いをしたかった」と笑いながら、「未練はない。おなかいっぱい」と気持ちを率直に語った。