取材記事

佐賀の今泉が陸上成年男子300制覇 =少年女子800は大阪の久保が優勝

 国民スポーツ大会「SAGA2024」競技第8日は12日、佐賀県内で行われ、佐賀市のSAGAスタジアムでは陸上競技の各種目が実施された。成年男子300メートル決勝は今泉堅貴(佐賀)が32秒33で優勝した。2位はパリ五輪代表の佐藤拳太郎(埼玉)。

陸上成年男子300でゴールする佐賀の今泉堅貴(左から2番目)と埼玉の佐藤拳太郎(左端)=12日、SAGAスタジアム

 800メートル決勝の少年女子Aは日本記録保持者の久保凜(大阪)が2分2秒9で優勝し、大会新記録を更新した。少年男子はフェリックス・ムティアニ(山梨)が制覇。日本記録を持つ落合晃(滋賀)は2位だった。成年女子5000メートルはパリ五輪代表の山本有真(愛知)が優勝した。

陸上少年女子800でトップを独走する久保凜(大阪)=12日、SAGAスタジアム_

陸上成年女子5000でゴールする山本有真(愛知)=12日、SAGAスタジアム_

成年男子300メートルを制した今泉堅貴は「今自分にできる最高の結果を(地元の)佐賀県に届けられて、うれしく、誇らしく思う」と喜びを語った。前日の予選では藤光謙司氏が持っていた日本記録を更新。「自信にはなったが、きょう勝たなければ少し違うかなと。(日本記録は)いったん忘れて、気持ちを切り替えていた」と冷静だった。

 少年女子800メートルでは、久保が序盤からペースを上げて後続を引き離し独走。会心の走りを見せた。しかし、目標としていた来年の東京世界陸上の参加標準記録や自身の持つ日本記録には及ばず。「(途中)思うように足が動かせず、うまく走ることができなかった。ラストもいっぱいいっぱい」と涙ながらにレースを振り返った。

陸上少年女子800で優勝した久保凜(大阪)=12日、SAGAスタジアム

 冬には駅伝シーズンを迎える。久保は「学校のチームメイトにたくさん支えてもらった。駅伝は自分が助けられるように練習を積みたい」と次を見据えた。
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