取材記事

神奈川が初優勝=フェンシング成年男子エペ、加納の山口は2位

国民スポーツ大会「SAGA2024」競技第6日は10日、佐賀県内で行われ、SAGAサンライズパークSAGAプラザでのフェンシング成年男子エペ決勝では、神奈川県がパリ五輪個人金メダルの加納虹輝(JAL)を擁する山口県を2-1で破り、初優勝を決めた。3・4位決定戦では埼玉県が茨城県に勝ち、3位に入った。
フェンシングは全種目の競技が終了し、男女総合は東京都と京都府がともに88点とし、同率で総合優勝を飾った。3位は岐阜県、4位は神奈川県。

フェンシング成年男子エペで優勝した神奈川県チーム=10日、SAGAサンライズパークSAGAアリーナ

フェンシング男女総合優勝の東京チーム(左)と京都チーム(右)=10日、SAGAプラザ

神奈川の3番手、中島恒がチームを初優勝に導いた。今大会は、3人制で2戦先取というルール。神奈川は先勝しながらも2番手の中村豪が加納に競り負け、最後の中島に優勝の行方が持ち越された。中島は優勢に試合を進め、残りわずかの時間で1本を決めてガッツポーズ。「応援してくださった皆さまとあいさつして、優勝した実感が湧いた」と喜びをかみしめた。
チームの勝因を聞かれ、中島は「加納選手は金メダリスト。その他の2試合でしっかりと勝つことを念頭に、相性や勝ちやすさを考えて作戦を練った。それがばっちりはまった」。見事な作戦勝ちで勝利をたぐり寄せた。

優勝を決め、喜ぶ神奈川チーム=10日、SAGAサンライズパークSAGAプラザ

フェンシング成年男子エペの神奈川代表、中島恒(左)=10日、SAGAプラザ

惜しくも優勝を逃した山口の加納は、「優勝はできなかったが、決勝まで残れていい結果だった」と前を向いた。個人として全勝で大会を終えるという目標を達成し、「五輪金メダリストとして負けられない思いがあった」。王者の意地を見せつけた。
11月にはワールドカップ(W杯)を控える。「W杯に向けて、緊張感を持った大会を経験できてよかった」と語った。

フェンシング成年男子エペの山口代表、加納虹輝=10日、SAGAプラザ

攻める加納虹輝(右)=10日、SAGAプラザ

 

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