「わたSHIGA輝く国スポ2025」第2日は9月29日、滋賀県などで行われ、栗東市民体育館でのレスリング女子53キロ級で、2021年東京五輪50キロ級金メダルの須崎優衣(千葉)が準々決勝に進んだ。須崎は昨夏のパリ五輪以来の復帰戦。
開催地の滋賀県勢は、女子62キロ級に出場した屶網さらのほか、成年男子フリースタイル74キロ級の成国大志、同97キロ級の園田平も準々決勝進出を決めた。

レスリング女子53キロ級で攻める須崎優衣=29日、栗東市民体育館
◇須崎「ゼロから」第一歩
レスリング女子53キロ級に、東京五輪50キロ級金メダリストの須崎が登場した。初戦の2回戦は開始早々から主導権を握り、鋭いタックルなどで得点を重ねてテクニカルスペリオリティー勝ち。力の違いを示し、「常に圧をかけて戦うことができた」と納得の表情を浮かべた。
連覇を狙った昨夏のパリ五輪は銅メダルにとどまった。約1年間実戦から離れ、この日までに「ゼロから自分を見詰め直して変えてきた」。28年ロサンゼルス五輪での王座奪還を見据えた第一歩を踏み出し、まずは「この1年間をぶつけたい」。復帰戦を優勝で飾る構えだ。(時事)