第79回国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ2025」の会期前競技が9月6日、滋賀県内で始まった。会期前競技は、水泳、バレーボール、体操、自転車の4競技が滋賀県内などで実施される。滋賀県での開催は、1981(昭和56)年の第36回大会(びわこ国体)以来、44年ぶり2回目となる。

アーティスティックスイミングで優勝した東京のフリールーティンの演技=9月6日
草津市のインフロニア草津アクアティクスセンター(草津市立プール)で行われたアーティスティックスイミングの少年女子デュエットは、前回の佐賀大会に続き東京が優勝した。相高花帆(淑徳巣鴨高)と白波瀬菜桜(国士館高)の2人で組んだ東京は、午前のテクニカルルーティン、午後のフリールーティンで1位の得点を出し、合計得点で2位の京都に11点以上の大差をつける526.6814点で勝利した。7月にシンガポールで行われた水泳の世界選手権で2人が出場したアーティスティックスイミングのチームフリールーティンでは、日本は銀メダルを獲得している。

アーティスティックスイミングで優勝した東京の相高花帆(右)と白波瀬菜桜=9月6日
相高は「世界選手権で2位に入ったので(優勝の)プレッシャーがすごかった。優勝できてよかった」とほっとした表情で喜びを語り、白波瀬も「相高さんと優勝したかったのでうれしい」と笑顔を見せた。2人とも高校3年生で今大会が最後の国スポ。今後の目標については「オリンピックに出られるような選手になりたい」と声をそろえた。(時事)