山の斜面に旗を立て、その間を滑りぬけながら速さを競う競技で、主にヨーロッパアルプスの山岳地方で発達してきたことからアルペン(Alpine、アルプスの・・・)種目と呼ばれます。この種目には、ジャイアントスラローム(大回転)、スラローム(回転)、ダウンヒル(滑降)、スーパーG(スーパー大回転)等があり、国スポではジャイアントスラロームが正式種目として採用されています。
通常の競技会では2回の滑走の合計タイムで順位を決定しますが、国スポでは1回のレースで順位を競います。
選手は、コース内にセットされた全てのゲート(赤と青の旗門)を順番どおりに通過してゴール(フィニッシュ)した所要タイムを競います。平均スピードは時速50~70㎞にもなり、そのスピードの中で速く確実に旗門を通過して滑走するかがポイントとなります、強靭な体力とスピード感覚、平衡感覚、瞬時の判断力が要求されます。
今大会の競技会場となる最上町の赤倉温泉スキー場は、全長1.120m、標高302m、最大斜度46.9%(22.46度)、平均斜度29.0%(16.10度)で、急・中・緩斜面、全てを要素を含んだコースです。