ジャンプ競技ともにノルディック(Nordic)種目と呼ばれ、北欧を中心に発達した競技です。
陸上競技の長距離種目のような持久性が要求される種目ですが、スキーとポールを使い滑走することから、スキーテクニックや雪質に合わせたワックスを選択する技術も大変重要となります。また、選手の体力・持久力・技術・戦術などの高度な能力が十分に発揮できるように、登り・下り・平地を組み合わせたコースが設定されます。
走法は、片足を交互に踏み付け繰り返し滑走する「クラシカル走法」とスケーティングを含めたあらゆるものの混合走法「フリー走法」があり、国スポの個人種目はクラシカル走法で、リレーはフリー走法で行われます。
個人種目では、ビブナンバー順に1人ずつスタートし、コースを周回してゴール(フィニッシュ)し、所要タイムで順位を競います。
リレーは、都道府県の全チームが一斉にスタートし、最終走者のゴール通過順位がそのまま順位となるので大変わかりやすく。また、スタート直後のトップ争いやリレーのタッチ(陸上競技のバトンパスにあたるもので、前走者が後走者の体の一部に手でタッチする。)に迫力があります。
本大会の競技会場となる上山市の上山・坊平高原クロスカントリー競技場は、スタート・ゴールの標高998m、標高差79mで平坦地が少なく、起伏の変化に富んだコースです。