大会最終日の20日、クロスカントリーの女子リレー(5キロ×4、フリー走法)で開催県秋田が他を寄せ付けない強さで優勝した。
◇高校生がリードし、37歳がゴール
優勝の喜びを語る石垣寿美子
畔上凜花(秋田北鷹高)、畠山香恋(花輪高)、山田智子(秋田北鷹高)の高校生3人と37歳の石垣寿美子(富士フイルムBI秋田)の4人で組んだ秋田チーム。1番手の畔上がトップで畠山につないだ後も、2位以下のチームとの差を広げ、1分7秒の差で最後の石垣に。
左から畠山香恋、畔上凜花、山田智子
「2位と1分以上離れていたので、ここから逆転されるわけにはいかない」と石垣。最終的に2位の北海道を約50秒リードしてゴールした。「20歳ほども年齢が下の高校生が頑張ってくれて、表彰台の1番高いところに立たせてくれた。力がないとできない走り。すばらしい後輩たちです」と3人に感謝した。
畔上は「地元開催の国体でチームに貢献できてよかった」。畠山は「地元での優勝は他の勝利とは違うものがある」。山田は「駆け引きなしで最初からがんがん飛ばした。レース内容も結果も良かったのでうれしい」。それぞれに喜びをかみしめていた。