取材記事

増子が中学新記録をマーク―陸上少年男子B3000

中学新記録でフィニッシュする増子陽太(福島・鏡石中)

第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」の陸上最終日は10月10日、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで行われ、少年男子B3000メートルは中学チャンピオンの増子陽太(福島・鏡石中)が自己の中学記録を更新する8分11秒12をマークして3位に入った。高校1年生の鈴木琉胤(千葉・八千代松陰高)が8分1秒26で優勝した。2位は浜口大和(長野・佐久長聖高)。

◇中学新樹立も高校生に敗れ「うれしさ半分」―増子

高校1年生と中学3年生が戦う少年B。1500メートルで3分46秒82の好記録を持つ鈴木と、全中王者の増子との対決が注目された。スタート直後から鈴木が積極的にレースを引っ張り、付いたのは浜口だけ。増子は3位集団で様子をうかがってから鈴木を追った。「鈴木さんと浜口さんが前に出るのは分かっていた。2000メートル以降でペースが落ちるかなと思ったが、高校生は予想以上に強かった」と脱帽。一方の優勝した鈴木は「中学生には負けたくなかった。意地を見せた」と安どの表情だった。

 

 

先頭は優勝した鈴木琉胤(千葉・八千代松陰高)、3位で負う増子陽太(福島・鏡石中)(左)

約10秒の大差をつけられたものの自身が持つ中学記録を3秒52も更新した増子は「高校生に負けて悔しいが、中学新を出せたので、うれしさ半分ですね」。大学に進んだら箱根駅伝で活躍することを楽しみにしているホープは、東京五輪3000メートル障害7位入賞の三浦龍司(順大)を目標に掲げ、「三浦さんのような終盤のスパートを目指します」と力を込めた。

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