取材記事

知念がスナッチ日本新で優勝 ウエイトリフティング109キロ超級

ウエイトリフティング成年男子109キロ超級スナッチで優勝した沖縄の知念光亮(8日、小山市立体育館)

第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」のウエイトリフティングは10月8日、栃木県小山市の小山市立体育館で行われ、成年男子109キロ超級のスナッチで知念光亮(沖縄・いちご)が193キロの日本新記録を樹立して優勝した。

◇一気に6キロ増量で逆転

2回目の試技終了の段階では、192キロの日本記録を持つ村上英士朗(富山・いちご)が188キロを成功させてトップに立っていた。知念は2回目に187キロを挙げていたが、村上に1キロ負けていた。

しかし、最終3回目の試技で一気に6キロも増量の193キロに挑戦。注目を集める中、知念は見事に成功させ、日本新をマークして逆転した。村上は3回目でこれを上回る194キロに挑んだが失敗し、知念の勝利が決まった。

 

ウエイトリフティング成年男子109キロ超級スナッチ優勝で表彰状を掲げる沖縄の知念光亮。右は2位の村上英士朗(富山)(8日、小山市立体育館)

185センチ、155キロの堂々たる体格。178センチ、148キロの村上より大きいが、「まだ脚力が弱い。もっとパワーをつけなければいけない」と課題を挙げる。「でも技術は向上してきたので、来年までに筋力を増やして体重を165キロぐらいにしたい」。

その視線の先には2024年のパリ五輪がある。知念は「今年12月の世界選手権でしっかりと記録を残したい」と冷静に話した。

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