取材記事

村上がジャークで日本新 ウエイトリフティング109キロ超級

ウエイトリフティング成年男子109キロ超級のジャークで235キロの日本新をマークした富山の村上英士朗

第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」のウエイトリフティング競技は10月8日、栃木県小山市の小山市立体育館で行われ、成年男子109キロ超級で村上英士朗(富山・いちご)がクリーン&ジャークで235キロの日本新記録をマークして優勝した。

◇スナッチで負けて闘志に火

ジャーク種目の前のスナッチで知念光亮(沖縄・いちご)に193キロを挙げられ、自らの持つ192キロの日本記録を更新された村上。これで闘志に火がついたのか、引き続き行われたジャークで235キロを成功させ、自身の持つ日本記録233キロを更新して優勝した。スナッチとの合計でも423キロで1位だった。

 

 

 

 

ウエイトリフティング成年男子109キロ超級のジャークで優勝した富山の村上英士朗

村上は「(同学年で同じ所属の)知念が想定よりスナッチで強かった。でもジャークの感覚は良かったので、まだいけると思っていた」と振り返った。知念とは高校時代からのライバル。しかし、これまでは村上が一歩リードしてきた。

今後の目標は2024年のパリ五輪出場。五輪にはその階級で日本からは1人しか出場できないため、知念との激しい戦いが続く。「知念の存在があるから、きょうの記録が出せたのかもしれない。お互いにリスペクトしている。だから頑張れる」と言う。

精神面の支えは所属先のコーチ、三宅宏実さん。三宅さんはロンドン、リオデジャネイロ五輪でのメダリストだが、「つきっきりで練習を見てくれて、フォームのアドバイスをしてもらっている」と話し、「そのおかげで心身両面が充実している」と感謝した。

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