なぎなた成年女子演技競技決勝戦の鹿児島県の演技
第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」のなぎなたの成年女子演技競技は3日、栃木県栃木市の関東ホーチキにしかた体育館で行われ、決勝戦で、来年の国民体育大会開催予定地である鹿児島県が、奈良県を制し優勝した。鹿児島県の同種目の優勝は初めて。栃木県は3回戦で敗れた。
なぎなたの演技競技は、全日本なぎなた連盟の“しかけ応じ“と呼ばれる8本の形から指定された3本を2人1組の演技者によって行い、技の優劣を競い合う種目。
“しかけ”の田口真耶(鹿児島銀行)は、「(地元の)枕崎で練習をしている感じで自分たちの演技をしようと思いました。来年の地元開催の大会でも今のような気持ちを持っていたいです。鹿児島初の優勝は意識していませんでした」と落ち着いた表情で喜びの気持ちを語った。田口の出身大学の後輩でもある“応じ”の秋葉笑里(鹿屋体育大学)は、「挑戦する気持ちで演技しました。(優勝という)結果につながってよかったです」と笑顔で率直に喜んだ。上野千代子監督は、「二人は多彩な技を持っていますが、基本を大事に手足の動きを一致させることを意識してきました」と選手の努力をねぎらった。
なぎなた成年女子演技競技優勝の鹿児島県