取材記事

剣道の成年女子 栃木が優勝

剣道成年女子決勝の大将戦で面を打つ栃木県の関口(4日、ユウケイ武道館)

第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」の剣道の成年女子の決勝戦は4日、栃木県宇都宮市の栃木県総合運動公園内のユウケイ武道館で行われ、栃木県が大阪府を制し優勝した。栃木県は、3日に行われた少年男子、少年女子でも優勝。

剣道の成年女子は、先鋒、中堅、大将の三人制で行う。栃木県は3人とも今大会では一試合も落とさず、準決勝では神奈川を3-0,決勝で大阪府を2-0で下した。

今大会の4試合をすべて2本勝ちした先鋒の竹中美帆(栃木県スポーツ協会)は、「一週間前はかなり緊張していましたが、会場に入ったら応援のおかげで集中することができました。(練習は)できることはやってきました。力を出し切りました」とほっとした表情。

竹中の父親は、成年男子の鹿児島県の代表として出場している。

 

 

剣道の成年女子で優勝した栃木県チーム(4日、ユウケイ武道館)

中堅の飯塚瞳(栃木県立さくら清修高教諭)は、「逃げずに前で勝負することを意識しました。(決勝で決めた引き面は)ずっと練習してきたので身体が反応しました。先鋒の竹中さんと大将の関口さんに助けられました。このチームは最高です」。飯塚の兄は、成年男子の栃木県の代表として出場している。

大将の関口祥子(ゴールドジムスパレア足利)は、「(優勝して)ほっとしています。3人がそれぞれの役割を果たしました。昨日は(緊張で)硬くなっていたので、夜宿舎で気を引き締め、今日は思い切っていきました。今日は中学生の娘が応援に来てきてくれました。大会が終わったので娘に母親らしいことをしたいです」とうれしそうに話した。

関口祥子の大学(日体大)の先輩で、出場した3人をこれまで指導してきた山田博子さんは、「スピードをつけるために大学生と練習してきましたし、強くテクニックのある選手が多い九州や関西で練習を重ね、思い切りのよさや覚悟が身についたと思います」と優勝に至るまでの努力を語った。

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