少年女子共通400メートル自由形。表彰台で笑顔の竹沢瑠珂
国民体育大会の競泳最終日は19日、宇都宮市の日環アリーナ栃木屋内水泳場で行われた。少年女子共通400メートル自由形では、武蔵野高1年の竹沢瑠珂(東京)が4分10秒14の好タイムで優勝した。
◇ゴーグルに水が入るアクシデント
竹沢は今夏の世界ジュニア選手権400メートル自由形で、4分11秒83で2位に入ったが、この日はそれを1秒半以上上回るタイム。スタートから飛び出し、1度も先頭を譲らずゴールした。竹沢は「前半から飛び出そうと思って臨んだ。でもスタートでゴーグルに水が入ってしまい、ちょっと焦りました」と振り返ったが、そのアクシデントをものともしなかった。
今は400メートルに重点を置き、その強化の一環として800メートルと1500メートルにも挑戦しているが、「海外の選手は400メートルのスピードがかなり速い」と感じている。世界で戦うには、長距離にシフトする選択もあるかもしれない。
160センチの身長は「まだ伸びている」と言う。泳ぎも伸び盛りだが、「後半のスタミナをさらに強化して4分9秒台を出したい」と目標を掲げた。
表彰台でスタンドに手を振る竹沢瑠珂