ボールで高得点をマークした中川結己奈の演技
栃木県の県立南体育館で18日に行われた国民体育大会の新体操少年女子の初日は、4種目(フープ、ボール、クラブ、リボン)を4人が別々に演技する個人が行われ、兵庫(選抜)が23.2625点でトップに立った。2位が長野(伊那西高)、3位は愛知(名古屋女子大高)。高校総体の団体を制した昭和学院高で編成した千葉は6位につけた。18日は団体が行われ、個人と合わせた総合得点で最終順位が決まる。
◇高校総体団体Vの昭和学院高(千葉)、逆転Vに黄色信号
高校総体の団体を制した昭和学院高で臨んだ千葉が出遅れ、総体との2冠に向けやや厳しい状況となったが、4選手の中で最も高い得点をたたき出したボールの中川結己奈は「自分がやってきたことを全て出し切れた」と、同種目自身初の23点台を素直に喜んだ。
先に演技を終えた3選手に見守られリボンの演技をする林麻愛
演技後に長時間のミーティングを設けた塩屋恵美子監督は「⒋人が懸命に演技し、持てる力を出してくれた」と⒋人の演技を振り返った。団体には自信があるようで、「点差は関係ない。千葉県として物語りをつくってきたので、それが観客のみなさんに伝われば嬉しい」と2冠をあきらめていない。中川も「メンバー全員で一つの演技をするだけ。練習の成果を出したい」と意気込みを語った。