表彰台に立つ栃木の松下知之
日環アリーナ栃木屋内水泳場で18日に行われた国民体育大会の競泳少年男子A400メートル個人メドレーで、開催県栃木の松下知之(宇都宮南高2年)が自己ベストを4秒以上も短縮する4分14秒46で堂々の2位に輝いた。
◇「自分のベストを地元で見てもらえた」
左から松下知之(栃木)、山口哩駈(大阪)、上川畑英(神奈川)
「本当なら2位は悔しい結果ですが、地元の大会で自分のベストパフォーマンスを見てもらえたの
は良かった」。松下はこう話して、力を出し切った満足感を表した。1位は今年の世界ジュニア選手権同種目で優勝した山口哩駈(大阪)だったが、最初のバタフライでは先頭を泳ぐ積極的なレースを見せた。
世界ジュニア選手権では松下も200メートル個人メドレーで2位と力を見せた。「僕自身は400メートルが好きなのですが、コーチからは200メートルで勝負しろと言われます。200メートルの方が結果が出ていますからね」。今後は苦手の平泳ぎを克服し、世界のトップレベルに挑む構えだ。