Vサインして喜びを表す難波実夢
栃木県の日環アリーナ栃木屋内水泳場で17日に行われた国民体育大会の競泳成年女子400メートルは、近大2年の難波実夢(大阪)が小堀倭加(神奈川)との競り合いを制して優勝した。
◇タイムには納得いかず
優勝したにもかかわらず、レース直後は笑顔を見せなかった難波。「昨年の東京五輪で悔しい思いをしたので、もっといい結果を出したかった」とタイムに納得がいかなかった。自己ベストは4分5秒25だが、この日は4分10秒53と大きく及ばなかった。
1位の賞状を持つ難波実夢
世界で上位に入るには「ずっと課題にしている前半200メートルを(力まずに)楽に入ること。そして自分のレースを積極的にすること」と課題を掲げ、「パリ五輪では自分の泳ぎができるようにしたい」と話し、最後にやっと笑みを浮かべた。