成年女子板飛び込み、三上紗也香の4回目の演技
第77回国民体育大会の会期前大会は9月15日、水泳の成年女子板飛び込みが栃木県
宇都宮市の日環アリーナ栃木で行われ、今夏の世界選手権代表の三上紗也加(鳥取・日体大)
が377.85点で優勝した。
2位には同選手権代表の榎本遼香(栃木・栃木県スポーツ協会)が入った。今年8月の日
本選手権に7年ぶりに出場した馬淵優佳(兵庫・ミキハウス)は5位だった。
三上は、「(今日は)自分の持っている力を出し切れませんでしたが、優勝できてよかったです。鳥取の人に支えられてきたので、優勝しないと恩返しができないと思いました。もう少し入水のしぶきを抑えなければ世界とは戦えません」とほっとした表情で地元へ感謝し、克服すべき自分の課題について語った。
「高飛びで悔しい思いをしたので板飛び込みではなんとかしたいと思いました。(今日の演技は)自分としては納得していませんが、地元の人に応援してもらってよかったです。自分はスピードが課題。もう一皮むけた演技をしたいと思います」(榎本)
「日本選手権のときの課題を克服しようと努力しました。今回は兵庫県代表で出場しましたが、練習の拠点は栃木にしているので地元の方が応援してくれてうれしかったです。今年は大きい大会は国体が最後です。小さい大会に出場して調整を続けます」(馬淵)