少年男子高飛び込みで6本目の試技を行う玉井陸斗選手
宇都宮市の日環アリーナ栃木で14日に行われた少年男子高飛び込みは、玉井陸斗(兵庫・須磨学園)が2位の二羽倖駕(石川・小松大谷)を200点以上引き離し、自己最高の573.55点で優勝した。大きなミスもなく、すべての試技で入水はほぼ完璧。最後の6本目は、7人の審判員のうち6人が10点という評価で、今夏の世界選手権銀メダリストの実力を示した。
玉井は、「今シーズン最後の試合で自己ベストを更新できたが、最近試合で失敗したことがないところを失敗したのはもったいなかった。初めての国体は雰囲気がよく、楽しんでいます。今年は自分の持ち味を出せ、成長できた1年でした。試合が続いたが、ここまで来られたのは世界選手権で楽しむことを意識できるようになったからです。フラットに気軽に演技することで結果が出ました。シーズンオフはしっかり休んで次の試合に備えたいです」と冷静に今年の自己の成長を振り返った。