インタビューに答える比嘉もえ選手
第77回国民体育大会の会期前大会第2日は9月11日、栃木県内各地で4競技が行われ、水泳のアーティスティックスイミング(デュエット)では愛知が優勝した。14歳で世界選手権代表になった比嘉もえ(広島市立観音中3年)の演技が注目を集めた。
◇広島は1週間の急造ペアながら5位と健闘
比嘉と吉川美波(瀬戸内高)のペアで組んだ広島は、午前のテクニカル・ルーティンで5位。午後のフリーで「表彰台を目指していた」(比嘉)が、出だしでミスが出るなど得点を伸ばせなかった。
比嘉は「デュエットを結成してまだ1週間というところで、もう少し頑張れたかなとは思うが、自分としてはやりきれたと思う」と振り返った。吉川は「私とはレベルが違うので日頃から頑張ってきた」と話した。
171センチの比嘉は今年の世界選手権のデュエットで4位、世界ジュニア選手権のソロで優勝するなど、2年後のパリ五輪での活躍も期待される逸材だ。「これまで表現力を課題として取り組んできたが、さらに垂直姿勢の高さなどを成長させたい」と課題を掲げた。