「わたSHIGA輝く国スポ2025」は10月8日、彦根市の平和堂HATOスタジアムで閉会式が行われた。天皇杯(男女総合優勝)と皇后杯(女子総合優勝)はともに滋賀が獲得した。滋賀の優勝はいずれも44年ぶり2度目。次回開催地の青森は総合で23位、女子が14位に入った。
閉会式では、開始とともに上空をブルーインパルスが飛行。優勝した滋賀には天皇杯と皇后杯が授与され、他の入賞チームには表彰状が手渡された。
閉会式後、炬火分火者(きょかぶんかしゃ)を務めたカヌーの神田仁湖選手(滋賀)は「多くの方が関わり、照らしてくれたおかげで輝くことができた」と、今大会を振り返って関係者らに感謝の意を示した。その上で、カヌーの総合成績で滋賀県が優勝したことに触れ、「スプリントチームでカヌーを有名にすることを目標にしていて、総合優勝し、自分も最後に(炬火で)見てもらえた。カヌーの発展につながったらいいと思っている」とほほえんだ。
式典では、国スポの選手から今月25日に開幕する障スポの選手へと炬火引き継ぎも行われた。障スポで陸上に出場する近藤寛子選手は「ともに笑顔で生きられる社会をつくっていきたいという意味で、国スポで炬火ランナーを務めさせてもらえたことは意義があった。障スポも盛り上げていきたい」と思いを述べた。(時事)